本を沢山読もう
他人と会話したり、関わり合いを持つ事に苦痛を感じるコミュ障、コミュニケーション障害の症状の改善に、読書が有効的だと聞けば、あなたは驚くでしょうか。
それも、ただの読書ではありません。
一般的な読書のイメージとしては、シンと静まりかえった図書館で黙々と、分厚い本を読み進むイメージがあると思います。
読み飛ばしなどは論外で、まじめに最後まで読破する読書スタイルが、一般的な読書のイメージです。
しかしコミュ障、コミュニケーション障害の症状の改善に有効な読書は少し異なります。
いわゆる乱読と呼ばれ、読み飛ばしたり、興味が感じられなければ途中で中止するなど、何でも有りです。
それよりも重視したいのは、とにかくバラエティ豊かな種類の本に、数多く目を通す事になります。
実はこの改善方法のバックボーンには、アメリカのある大学の研究結果が存在します。
8歳から10歳の子どもを対象に、半年間に100時間程度の読書治療を行った所、脳の白質と呼ばれる言語的情報処理を司る部分が活性化している事が確かめられたのです。
このような医学的な分析だけではなく、乱読や多読にはコミュ障を改善する具体的メリットも存在します。
コミュ障に悩んだ事がある方なら、誰もが恐れる話題が途切れた時の沈黙。
乱読や多読により、豊富な会話ネタがストックでき、それだけでも効果がありそうな改善方法です。