話し上手より聞き上手
俗におしゃべりの達人と呼ばれる人たちでも、大きく分けると、二つのタイプに分かれる事はご存じでしょうか。
それは次々と新しい話題を提供していく、自分が話すタイプと、自分では話す事が少なくとも、肯定や否定、あるいは話題の転換などを行いながら話題を誘導していく、俗に聞き上手と呼ばれるタイプです。
どちらもおしゃべりの達人には違いありませんが、一般的な日本国内に限っては、自分が話すタイプの話し上手の方よりは、聞き上手の方の方が、周囲の評価は高いようです。
一生懸命に話す事で話題を提供する話し上手タイプの達人は、陰では「あの人は自分の事しかしゃべらないんだから」と、非難されることも少なくありません。
それに比べると、あいずちを打ったり、時々、口をはさむ程度で会話をリードする聞き上手は、どこでも重宝がられ、何だか不公平な感もあります。
しかし、こんな聞き上手こそ、コミュ障改善の最大の奥義なのです。
相手の意見を聞いて上げるという事は、すなわち、相手を受け入れていますよというサインでもあります。
誰だって、親身になって自分の悩みや意見を聞いてくれる存在は、かけがえのない存在です。
この人になら何でも話す事ができるという様な、聞き上手を目指しましょう。